「歴史」と「進化」

創業一世紀の実績と信頼

共同水産

創業は1919年(大正8年)。近海物を扱う問屋兼仲買を営んでいた安倍小治郎が、日本橋魚河岸にて共同水産を創業したのが始まりです。最新の貨物輸送による集荷でカムチャッカより鮭鱒を輸入したり、ニシンの漁法の改善によって北海道漁村の生活改善に貢献したり、塩数の子を発案したりと、創業者である安倍の活躍は多岐にわたります。また、冷蔵庫の普及を見越して製氷工場の建築と営業を行うなど、画期的な事業展開を通じて魚市場の制度的近代化を推進。さらに、関東大震災で日本橋魚河岸が焼失した後は、築地市場への移転を進めるなど、安倍は商売のみならず、水産業界ひいては社会に大きく貢献した人物として知られています。当時、共同水産の売上は魚河岸総売上の一割に達するとまでいわれていました。

共同水産の「歴史」

大正8年10月 日本橋魚河岸にて共同水産 創業
昭和10年 商号を中央卸売市場共同水産株式会社と変更
昭和30年5月 商号を共同水産株式会社と変更
昭和36年3月 中央卸売市場大卸 築地魚市場株式会社の系列に参加
平成19年4月 同じ築地魚市場株式会社の系列会社である築地食品株式会社と合併
平成24年3月 築地場外、シグネットビル9階に営業拠点を新設
平成27年5月 MSC及びASC COC認証取得
平成30年10月 築地市場から豊洲市場への6街区へ移転、東市冷蔵庫棟および加工パッケージ棟へ加工場を拡大装備
平成30年12月 東市冷蔵庫棟加工場にて、ISO22000認証取得

一世紀にわたる歴史と実績は、お客様に安全・安心な水産物をお届けしてきた信頼の証です。
共同水産は、これからも新しい試みに通じて、水産物の供給量増加に貢献していきたいと考えています。

共同水産の「進化」

鮮魚を一次加工してご提供いたします

鮮魚を一次加工してご提供いたします

共同水産では、季節ごとの天然魚の一次加工に対応。特に、下処理加工の処理速度には自信があります。ブリやマダイ、スズキ、イシダイ、アマダイなどだけでなく、マグロやアンコウなどの大型魚種の加工にも対応しております。これもすべて、魚のことを知り尽くしている共同水産のスタッフだからこそ成せる技です。自社加工場を保有している共同水産では、切身やスライスなど二次加工のご要望にもお応えしております。

マダイの例
マダイの例
その他加工品例
  • さわらポーションカット さわらポーションカット
  • 金目鯛ポーションカット 金目鯛ポーションカット
  • すずきポーションカット すずきポーションカット
  • 真鯛ポーションカット 真鯛ポーションカット

新たな水産物への取り組み

近年では、持続可能な水産物への取り組みを念頭に、世界基準であるMarine Stewardship Council(以下MSC)やAquaculture Stewardship Council(以下ASC)に認証された水産物の扱いが可能になるChain of Custerday(以下CoC)の認証を取得。新たな水産物への取り組みにも、いち早く対応してまいりました。

また、平成30年には築地市場から豊洲市場の6街区へ移転、東市冷蔵庫棟および加工パッケージ棟へ加工場を拡大装備し、新事業がスタートできる体制となり、そして同年、東市冷 蔵庫棟の加工場において、国際基準のISO22000認証を取得し、安心・安全を確実に提供できるようになりました。

共同水産は、これからも新しい試みに挑戦し、水産物の供給量増加に貢献してまいります。
ページトップへ